非球面アクロマティックレンズ
プリズムアワードを受賞した非球面アクロマティックレンズは、色収差と球面収差の両方に対して卓越した補正を行う費用対効果の高いレンズです。エドモンド・オプティクス (EO) の世界屈指の球面研磨技術に独自のポリマーモールディング工程を組み合わせ、非球面レンズが持つ優れた画質とアクロマティックレンズが持つ正確な色補正力とを融合しました。その結果、昨今の光学やビジョンシステムが要求する厳しい要件にも適合する経済的手段といえます。非球面アクロマティックレンズをレンズ系設計内に採用することで、リレー光学系やコンデンザー光学系、高NAイメージングシステムやビームエキスパンダーといったアプリケーション内で顕著な性能の改善を得ることができます。
Figure 1: TECHSPEC® φ12.5 x 14mm FL アクロマティックレンズ (#45-209) のMTFと横軸光線収差特性
Figure 2: TECHSPEC® φ12.5 x 14mm FL 非球面アクロマティックレンズ (#49-658) のMTFと横軸光線収差特性
非球面アクロマートは、ガラス製の光学レンズ素子に感光ポリマーを貼り合わせて作られます。このポリマーは、ダブレットレンズの片面側だけに貼り合わされるため、短時間内で容易にレプリカを作ることができます。また、一般的なマルチエレメント部品が持つ柔軟性を使用者に提供します。
Figure 3: 非球面化の工程
とは言っても、ガラス素子とは異なり、非球面アクロマティックレンズの使用温度範囲は-20℃から+80℃と狭くなります。非球面アクロマティックレンズに用いられる材料は、紫外域では透過しないため、アプリケーションによっては見合いません。本レンズは、ポリマー部がキズに強くないことから、取扱いには特に注意が必要です。仮にキズがついたとしても、EOの広範な在庫販売部品を活用して交換も容易に行えます。使用上の制限はいくつかありますが、非球面アクロマティックレンズの使用メリットは広範なアプリケーションに向けて十分にあると言えます。
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