InfiniTubeマイクロスコープレンズ 1X STD ライトアングルモ

製品群全体の紹介

• 許容カメラフォーマット ≤2/3型
• C/CSマウントデザイン
• 内部フォーカス機構搭載
• スタンダードモデルと同軸落射照明モデルをラインナップ
• ご使用の際は、別売りの顕微鏡用対物レンズ (Achrovid™, ミツトヨ, オリンパス, 或いはニコン社製) を必ず併せてお求めください
• オプションでø25mm フィルターホルダーを用意

InfiniTube™ マイクロスコープレンズは、無限補正対物レンズ用の結像レンズ (F=200mm or 300mm) として機能します。無限補正対物レンズと産業用カメラの組み合わせにより、従来のカメラレンズでは決して得ることのできない顕微鏡倍率での撮像を可能にします。ミツトヨ製M PLAN APOシリーズ無限補正対物レンズを用いた場合、最高150Xの光学倍率が可能です。

InfiniTube™ にF=200mmの結像レンズ用にデザインされた無限補正対物レンズを接続すると、InfiniTube™ 自体は光学倍率1X (F=200mm)、或いは1.5X (F=300mm) の結像レンズとして機能します。なおInfiniTube™ には、同軸落射照明に対応した同軸落射照明モデル (#54-590) に加えて、同照明に対応していないスタンダードモデルが選べます。バックライト照明や方位照明など、同軸落射照明以外の照明法が必要な場合は、スタンダードモデルの使用により、低予算で所定のシステムを構築することができます。なおスタンダードモデルには、アイリス絞りを装備したモデルと装備しないモデルが選べます。絞り機能の追加により、光量や被写界深度の調節が可能になります。

同軸落射照明ユニットには同照明用のライトガイド接続口があります。この接続部には、接続したライトガイドからの出射光を集光するコリメーターレンズとハーフミラーが内蔵されており、照明光はInfiniTube™ の光軸と平行に対物レンズから出射されます。同軸落射照明は、被写体表面の反射率の差を実際の画像でコントラストの差として再現するため、金属等の正反射体の表面の傷や透明な被写体の傷や仕上げ状態の観察等に最適な照明法です。同軸落射照明ユニットのライトガイド接続口に接続するライトガイドには、ファイバーバンドル径6.4mmのものをご使用ください。またファイバー光源やライトガイドアダプターも併せてお求めください 。

InfiniTube™ レンズに無限補正対物レンズを接続する場合、対物レンズのねじ込み規格に合わせた所定の対物レンズアダブター (別売り) が必要になります。M26を採用するミツトヨやInfinity社製の対物レンズには、ミツトヨ/Achrovid™ 用対物レンズアダプター (#53-787) をご使用ください。またM25を採用するニコン社製の対物レンズには、ニコン CF160用対物レンズアダプター (#54-589) をご使用ください。RMSを採用するオリンパス社製の対物レンズには、オリンパス UIS用対物レンズアダプター (#53-786) をご使用ください。

InfiniTube™ レンズには、付属品としてC型リングクランプが付いています (但し#65-610と#65-611は除く)。これでInfiniTube™ をクランプすることにより、クランプに施された¼-20UNCのタップ穴を通して、堅牢なデザインのブームスタンドに固定可能です。なお50X以上の高倍率で撮像する場合は、除振台等の振動対策も必ず行ってください。

オプションのφ25mmフィルターホルダー (#56-192) は、InfiniTube™ と対物レンズの間に接続して、外付けの光学フィルター (φ25mm) をInfiniTube™ の光路内に用いることを可能にします。

なお作動距離を変えずに光学倍率を元の2倍 (実視野を½倍) にしたい場合は、オプションのDLダブラーチューブ (#39-686) をInfiniTube™ レンズとカメラの間に接続してください。

技術情報