TECHSPEC® アクロマティックシリンダーレンズ (シリンドリカルレンズ)は、従来の標準的なシリンダーレンズと同じ機能を有しますが、像面での球面収差や色収差の発生を低減するメリットが加わっています。レーザーダイオードのような単色光源を用いてレンズ全開口を用いて集光した場合、アクロマティックシリンダーレンズ (シリンドリカルレンズ)は従来のシリンダーレンズで得られるビームスポット径の50~90%の大きさで集光します (レンズのNAに依存)。広帯域光源を用いた場合は、色収差の発生を最小化するため、色分離の少ないライン光を得ることができます。また明るいアナモルフィック画像も作ります。
シリンドリカルレンズ (シリンダーレンズ)とは、"シリンダー (円筒)状の" 形をしたレンズのことで、蒲鉾型をしたレンズのことを指します。レンズの入射面 (二次元)をX軸とY軸の2つの成分に分けて考えた場合、通常の球面レンズであれば、どちらの軸にも同じ大きさの曲率があります。これに対しシリンドリカルレンズの場合は、片側の軸のみにレンズとして作用する曲率があり、他方の軸には曲率がありません。そのため物体の一方向成分のみがレンズとして作用し、像が拡大/縮小されます。シリンドリカルレンズの代表的用途として、レーザー光をライン状に変換する用途や、スリットの開口上やラインセンサー上に光を集光させる用途があります。また画像処理用途では、像の一軸方向のみの高さを拡大/縮小する場合や、非点収差の補正に利用されます。
アクロマティックレンズは、2種類の異なる光学素子を接着で貼り合わせ、球面収差や色収差を減らす、或いは取り除く目的に利用されます。アクロマティックレンズは、比較可能な単レンズに比べると、より小さなスポットサイズで結像し、より高い画質を得ることができます。
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