未来は、COVID-19 (新型コロナウイルス感染症) などの伝染性疾患の存在を示す可能性のある体温上昇をいかに迅速かつ安全に検出できるかにかかっている。
物体の温度は、放射率が判明している場合、その物体が放射する赤外線エネルギーの量によって決定することができます。人体から放射される赤外線のピーク波長は通常9µm前後です。1 体温の変化により放射される赤外線も変化するため、サーマルイメージングシステムは対象者の体温が平熱の範囲内かどうかを識別することができます (Figure 1)。
非接触式体温計には、安価な携帯型機器から、広い区域において大勢の人々を分析できる広域スキャナーまで、さまざまな種類があります。携帯型機器は簡単に使用でき、一時に一人ずつ検温するのに便利ですが、広域スキャナーは拡張性が高く、空港、病院、人口密集区域でのスクリーニングに効果的です。
非接触式体温測定は、対象者との距離や周囲温度が正確な測定に影響を与える可能性がありますが、接触式体温計に比べて感染するリスクは低いため、伝染性のパンデミックに対処するのにより適しています。
赤外線熱検出システムには、ゲルマニウム、ジンクセレン、その他9µm前後の波長を透過できる材料で作られた光学部品が必要になります (Figure 2)。特定の赤外透過材料に関する詳細は、アプリケーションノートの 赤外 (IR) アプリケーションで使用する正しい材料.を参照ください。安価な携帯型非接触体温計の多くがモールド成型のゲルマニウムオプティクスを使用しているのに対し、広域温度スキャナーは、より高精度な赤外用部品を通常必要とします。
エドモンド・オプティクスは、世界中の5つの製造拠点を用いて、サーマルイメージングや他の赤外アプリケーションに向けた最先端の標準及び特注赤外用部品を、競争力ある価格で提供します。当社の対応力には、ウインドウ、非球面レンズ、プリズム、非軸放物面ミラー、レーザー及びイメージング用アッセンブリ品が含まれます。光学的な発熱検出は、その他無数の光学関連技術とともに、より安全で健康的な未来の創造に貢献しています。
1. Creagh, D. C., and D. A. Bradley. Radiation in Art and Archeometry. Elsevier Science, 2000. www.premierbiosoft.com/tech_notes/real_time_PCR.html
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