ガラス製のコンパレーター用レチクルは、曲げたわむことのあるフィルム製レチクルに比べて、より耐久性があります。低反射クロム蒸着のパターンにより、高コントラストで視認性に優れます。ガラス基板の片面側表面に施されたパターンは、測定対象の試料に直接接触させて使用することにより、コンパレーターのピント合わせを最良にし、正確な計測を可能にします。21mm径と27mm径のレチクルは、拡大率が6Xと9Xのコンパレーターに対応するのに対し、26mm径と35mm径のレチクルは、Peakブランドのコンパレーター や Peak 照明付きクリアベースルーペに使用できます。それ以上の拡大率を持つコンパレーターに使用した場合は、パターンの一部にケラレが生じ、実用上適さない場合があります。例えば、16mmの視野が得られる12X コンパレーターに、20mmのパターンサイズを持つレチクルの使用は適切ではないかもしれません (特にレチクルパターン全体をコンパレーター越しに観察したい場合)。
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