カメラレンズ用吸収型NDフィルター

カメラレンズ用吸収型NDフィルターは、色的にはグレーで、カメラのセンサーに到達する光の量を減らします。可視域内での透過率は分光的にほぼフラットな特性のため、フィルター透過後のカラーバランスに影響を与えません。NDフィルターは、光量が多いためにレンズの絞りを絞って光量を落とす代わりに、絞りをより大きく開いて被写界深度を浅くすることができます。これにより、重要な情報を背景から切り離すことができます。偏光フィルターと比べた場合、カメラレンズ用吸収型NDフィルターは、極端な明るさの光を全体的に減光するのに理想的になります。フィルターを積み重ねることで、他の光学濃度 (OD) 値を実現することも可能です。すべてのカメラレンズ用枠付きフィルターは、それぞれの金枠の両端に同一規格の雄ネジと雌ネジが施されており、2枚一緒にねじ込むことができます。光学濃度は、例えば、0.6と0.9のOD値を持つフィルターを積み重ねると、1.5の濃度を作り出せます。光学密度 (OD) は、以下の式で透過率に関係しています：T = 10^-OD x 100 = 透過率 (%)