赤外用フレネルレンズ

赤外線の波長帯で高い透過率をもった白色フレネルレンズです。ポリエチレン系樹脂をベースに成型されます。この製品の特長として、8~14μmにおける吸収ロスが、他のIR透過樹脂材料に比べて特に少ないこと、レンズの厚さが非常に薄くかつ均一なこと、開口が大きく、熱膨張係数が小さいことが挙げられます。一般にフレネルレンズを使用する時は、溝のある面を共役点の長い方に向けて使用します。なお本製品をF1.0を超えた状態で使用する場合、フレネルパターンを構成する各プリズム面と空気の境界面において、戻り反射が少なからず発生します。更にF0.5を超えると、その量は全反射現象により無視できなくなります。

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