アクロマティック波長板 (位相差板) は、使用する光の波長に依存せず一定の位相シフトを実現します。この波長非依存性は、2種類の異なる結晶材料を用いることで実現されます。入射光の波長が変化しても、各結晶毎に生じる位相シフト量が互いを相殺するため、結果的に波長依存性がなくなります。アクロマティック波長板 (位相差板) のフラットな特性は、チューナブルレーザーや多波長レーザーシステム、および他の広帯域波長光源との使用に理想的です。
0°の入射角で用いるためにデザインされ、入射角が±3°ずれた場合でも位相ずれは1% 未満に収まります。23mmの開口径を持つ波長板は、2種類の結晶材料を接着で貼り合わせています。どのアクロマティック波長板 (位相差板) も、高速軸 (進相軸) を示すマーキングが付いた、黒アルマイト仕上げの金枠内に固定されます。
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