デポラライザーは、偏光、或いは部分偏光した光を非偏光の光に簡単に変換することのできるパッシブコンポーネントです。Lyot型デポラライザーは、2枚の水晶波長板をオプティカルコンタクト法により接合したものを使用しています。2枚の波長板の板厚の比は2:1で、互いの結晶軸 (光軸)を45°の方位角で貼り合わせています。この構造によって、沢山の度合いの楕円偏光と直線偏光の光を作り出し、入射ビームの偏光状態を効果的に取り除きます。
補足: Lyot型デポラライザーは、単色光への使用には向きません。
Lyot型デポラライザーは、200~2300nmの多色光用にデザインされています。どのLyot型デポラライザーも、50nm分の波長バンド幅を最低でも必要とし、その時に最大85%レベルのデポラライゼーションを達成します。100nm以上のバンド幅があれば、完全なデポラライゼーションが可能です。
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