標準的な固定焦点レンズ (単焦点レンズ)製品の場合、その殆どは作動距離が必要以上に長かったり、或いは得られる実視野が必要以上に大きかったり (倍率が小さかったり) するため、レンズ単体での使用が実用的でないケースも多く見受けられます。こういった場合、レンズとカメラの間に適当な厚さを持ったスペーサー (或いは鏡筒) を入れることにより、作動距離を短くし、実視野を小さくするといった手法がとられます。但しこの手法の場合、ある厚さ以上のスペーサーを入れると、カメラレンズ本来の結像性能が発揮されず、各種光学収差量が大きくなり、被写界深度までが浅くなってしまうといった不具合が発生します (またレンズの集光能力も落ちます)。この挿入するスペーサーの厚さの限界は、使用しているレンズのデザインや撮像光学系システム全体の環境、また被写体や使用者の画質に対する許容範囲に大きく依存し、一概に決められるものではありません。
色々な厚さのスペーサーや鏡筒で構成されたCマウント エクステンションチューブキットは、様々な厚さのスペーサーや鏡筒をCマウントレンズに試すことで、レンズの実視野や作動距離の大きさが調節でき、また得られる画質的にどの程度の厚さまでのスペーサーが、使用しているレンズの実用に耐えられる厚さなのかが自身で評価できるようになります。キットには 0.5mmと1mm厚のスペーサー各1枚と、5mm厚の鏡筒2個、10mm、15mm、40mm厚の鏡筒各1個の計7点の部品で構成されます。なおキット構成品の単品販売も可能です。Cマウント 延長バレルやスペーサーリングをご覧ください。
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