元々はマクロ撮像用の単焦点レンズとしてデザインされましたが、特定の作動距離範囲において画角が極めて0°に近くなる特徴から、その範囲においては疑似的な物体側テレセントリックレンズと見なすことができます。従来の単レンズ製品の場合、物体が±1.7mm前後に移動すると像側において約1%の倍率誤差が発生していました (倍率0.5X時)。一方、「疑似テレセン」として機能する本製品の場合は、物体が±12.5mm前後に移動した場合に同じだけの倍率誤差になります。本製品でテレセントリック撮像を行う場合、レンズ本体 (#52-271) だけで使用しても有効に機能する倍率や作動距離範囲が非常に狭いため、アクセサリー品の2Xリアコンバーターレンズ (#52-272) と組み合わせて使用することが前提の商品となります (テレセントリック光学系として機能させる必要のない場合は、マクロ撮像用の単焦点レンズとして使用できます)。
補足: アクセサリー品の0.75Xリアコンバーターレンズ (#52-273) を併用した場合は、レンズ倍率は変わりますが、テレセントリック光学系としては機能しません (詳細は下記仕様をご参照下さい)。ディストーションも少なく、高解像力・高コントラストです。なお本製品の光学倍率設定は、鏡筒の伸縮により行い、対物レンズ側の鏡筒を回転することにより最終的なピント調整を行います。
レンズとカメラを用いたイメージングシステムを構築する際は、当社の高性能ブームスタンドの使用をお勧めします。なお外部照明として、リングライトガイドを本レンズに直接固定することはできません。レンズの鏡筒先端部側がピント調整機構になっているためです。
Telecentric Specifications | Non-Telecentric Specifications | ||
Lens with 2X Converter | Lens with 2X Converter | Lens with 0.75X Converter | |
Primary Magnification PMAG | 1.0X - 0.4X (full range) | 1.0X - 0X | 0.375X - 0X |
Field of View | 6.4 - 16.0mm | 6.4mm - 3.3° | 17.0 - 8.9° |
Working Distance | 5.25" - 11.25" | 5.25" - ∞ | 5" - ∞ |
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