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IR用ウインドウの製品ラインナップ拡充 - ほぼすべてのIRアプリケーションに向けてソリューションを提供

3/17/2021, Tokyo, Japan   —

Edmund Optics® (EO) の日本法人、エドモンド・オプティクス・ジャパン株式会社は、 市場の発展とニーズを反映し、製品ラインナップを継続的に拡張している。業界により貢献していくための新製品が毎月加わっている。EOは、ガリウムヒ素 (GaAs)フッ化バリウム (BaF2)テルル化カドミウム (CdTe)タリウム化合物 (KRS-5)フッ化リチウム (LiF)、 および AMTIR-1と呼ばれるカルコゲナイド材料を始め、新たなウインドウ製品を広範な赤外 (IR) 用材料でリリースし、IR用ウインドウのワンストップショップを実現した。

各基板材料は、他と比較していくつかの長所と短所がある。非常に丈夫で耐久性が高い材料のGaAsは、研磨粒子のデブリなどが予測されるレーザー材料加工の保護用ウインドウとして有用になる。BaF2 は、反射防止 (AR) コーティングを付加することなく、IRから可視スペクトル、さらには深紫外線 (UV) まで広高透過率が得られる。BaF2は、800℃までの温度環境に用いることもできる。CdTeは、IRから長波 IR (LWIR) までに広範でフラットな透過スペクトルがあり、低出力CO2 レーザーシステムや分光アプリケーションで有用になる。

KRS-5 ウィンドウは、IRから遠赤外までで透過率が均一で、その優れた耐薬品性 (強酸を除く) により、酸に弱いアプリケーションやフーリエ変換赤外分光法 (FTIR) の保護用ウインドウとして有益になる。深紫外から中波赤外 (MWIR) までに波長域があるLiF ウインドウは、サーマルイメージングアプリケーションやX線分光法での使用に最適である。AMTIR-1は、酸に対する優れた耐性があり、熱暴走を発生することなく300℃までの高温に使用できるため、IR システム、前方監視型赤外 (FLIR) イメージングシステム、またはIR レーザーシステム用の保護用ウインドウとしての使用に最適となる。

以下の表は、それぞれの材料における仕様の概要である。

材料

波長範囲 (μm)

熱膨張係数 (10-6/°C)

比重 (g/cm3)

硬度 (kg/mm2)

表面品質 (キズ-ブツ)

ヤング率 (GPa)

GaAs

1-16

5.39

5.32

750

60-40

85

BaF2

0.2-12

18.1

4.89

82

60-40

53

CdTe

1-25

5.9

6.2

54

60-40

36.52

KRS-5

0.7-40

6.0

7.37

40.2

60-40

31

LiF

0.15-6

37

2.64

102

60-40

64.97

AMTIR-1

0.75-14

12.6

4.43

170

40-20

21.2

 

エドモンド・オプティクスが提供する赤外用ウインドウの全ラインナップは、www.edmundoptics.jp/ir-windows で参照できる。 

 

 
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